小惑星のランデブー|すたしょ日記
- 2005年11月23日(水)
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小惑星のランデブー
ここ数日は、日本の小惑星探査機「はやぶさ」の成果を見るためにネット上をさまよっています。テレビ・新聞ではほとんど報道してくれませんからね。20日には最初の着陸を試みるものの、上空10メートルに滞空したまま失敗。と伝えられていましたが、なんと今日になって公開されたデータによれば、30分以上にわたって着地していたとか。しかも、もしかしたら岩石片(いわゆる星のかけら)も採れていたかも知れないとのこと。
当初は1秒間だけ接地してすぐに離れる予定だったので、成功しても「着陸」とは感覚的に受け入れ難いものがありましたがw30分以上なら間違いなく着陸ですね。長時間滞在していたことによる不具合は心配ですが。ちなみに、他の天体に着陸した探査機はたくさんありますが、月以外の天体に着陸して、なおかつ離陸を果たした探査機は史上初になります(※1)。
現時点では、接地した際に弾を打ち込んで、跳ね返った岩石片を回収する試みには成功していないようですが、25日以降には2回目の挑戦があります。万が一失敗しても(本来の探査機の目的が技術的な検証にあるため)、地球には帰還するでしょう。無事に帰ってこれれば、(月以外の)天体に着陸して、帰還した史上初の探査機になります(※2)。

まだデータのダウンロード中だそうですが、やっぱり写真に目がいってしまいますね。はやぶさの影と、88万人の名前が記されたボールがクッキリ見えます(※3)。ちなみに、3年前の募集の時に応募した私の名前も載っているはずです。アメリカより2ケタぐらい(たぶん)少ない予算で、これだけの成果を挙げられたのはすばらしいことでしょうけど、同時に予算の少なさも。。。orz(※4)
- ※1 一部報道で「小惑星に着陸した初の探査機」という表現は間違い。
- ※2 他の天体のそばを通過して地球に帰還する探査機は、2004年にウィルド2彗星に接近してチリを回収した、2006年帰還予定の「スターダスト」が(成功すれば)初めてとなる。
- ※3 一部報道で、「はやぶさの姿」とあるのは間違い。写真はJAXAサイト http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/image/1123/l/fig3a.jpg から転載。
- ※4 探査機からの電波の受信は、アメリカなどの国際協力があって実現していることも忘れてはいけません。
関連リンク
- 松浦晋也のL/D(公式より詳しい)
- 「はやぶさ」関連記事(JAXA)