CLUB-db(2000年6月24日)内容解説

ベストアルバムのタイトル「realigi」が発表された時の番組テキスト(一部)です。
ところで、ほーちゃんファンならご存知かと思いますが、realigiは「実現する」を意味するエスペラント語(Esperanto)です。タイトルが決まった詳しい経緯はこのページのテキストなどをご覧いただくとして、
この放送聴いたとき、正直驚きましたよ、私は(笑)。なんせ昔(何年前かは聞くな!)エスペラントをかじったことがあったので。(英語でいえば中学1年の2学期レベルですが)
ここで推測をしてみると・・・・
おそらく全国にほーちゃんファンは1~10万人ぐらい、・・・全人口の1万~1000分の1(無根拠)。エスペラントをちょっとでも知っている人は(たぶん)1万人ぐらい・・・同1万分の1、そしてホームページ開設者はたぶん1~100分の1ぐらいでしょうか?
となると、3つの条件をすべて満たす人は日本に0.01~1人ということになります。
 つまり自分以外にだれもいない!?ならば私がこの解説をせねばっ!という結論に達し、勘ちがいに近い使命感に燃えてこのページを作ったというわけです。
幸いこのときの録音を所有していたので番組内容は独自に書き起こしました。
※(念のために言っておきます) 「なんで放送後すぐにこのページを作らなかったの?」っていう方もいるかもしれませんが、当時私はネットと無縁の生活をしていました。


CLUB-db(2000年6月24日)テキスト・解説つき

以下に番組の関連する部分のテキストを掲載します。その前後の内容は桑島さんのファンサイトHAPPY SQUAREで掲載されている全文レポをご覧いただければ幸いです。
とても自力でやる体力はありません(爆)

桑島▼
[アルバムリリースについて、リスナーからのハガキを紹介して]
・・・ただ、まあ、なんていうんでしょうね~、あの~、まあ、そう騒ぐなってことだっていうことだ。だはははは!
ていうか、かなり私はかなり、かなり、この現状、さめた目で見ているぞっていう感じが・・・ははは・・・[笑いをこらえて]あるんですけども。
でもあの、純粋にすごく、あの~・・まあ、あの、ね、受け止めて、あの、うれしいと思ってくれてる人がすごくいっぱいいるてことがね、今回なにより、まあ・・・救われるっていうか、ま。
救われるって言い方もへんなんですけど、
私自身もすごく、あの~、楽しみですね。はい。あの~、すごくいいアルバムになったので。
ああ、そしてアルバムの話に流れろ、っていう話なんですがっ。
あの~、タイトルがですね、レアリーギ[realigi]
え~、小文字で、r e a l i g i 。レアリーギ。
え~・・・読めないですね。はい、絶対カナがふってないと読めないタイトルにしました。
ふふ・・そういうわけじゃないって!あの~、エスペラント語なんですけれども。

確かに読めませんわな(笑)。英語だとリアライジとかいうんでしょうか?
ところが、エスペラントの発音はだいたいそのまんまローマ字読みなので、先入観のない小学生の方が上手に読めるかもしれません。

桑島▼
「エスペラント語ってなに?」っていう感じなんですが。
あの~、わたくしがね、宮沢賢治が大好きで、っていうのはこのリスナーには、ゆ・・ゆってねぇ、いまさら?っていう感じの、あの、補足説明になるわけなんですけれども。
その賢治が、わざわざねえ、エスペラント語を、世界共通語を、あの時代にですよっ。勉強するために上京した、というのがありまして。

厳密にいうとエスペラントは世界共通語というよりは、「国際語 lingvo Internacia(リングウォ・インテルナツィーア)」というそうな。
つまり外国人と話すときだけエスペラントを使いましょう、ということらしい。

桑島▼
え~・・まあ、あまり普及しなかったために・・ひひ・・・いまとなってはなんといいますか、
あの~すごいね、私も、あの、辞書を借りていただいたんですけど。
神山先生に借りていただいた辞書がもうほんとにね、あの、ふるくさ~い辞書だったんですけど。
語彙があんまりなくてですね、1つの言葉でいろんな意味を、含むんですね。
もう、だから、全部、あの、ひとつの言葉で似たような言葉が全部、それで表現されてしまうっていうぐらいに、あの~、語彙が少ない。・・・のですがっ。

ここに出てくる辞書を大胆に予想すると「エスペラント小辞典」※ではないかと思われます。日本で唯一入手しやすい辞書ですから。
 某大学の図書館でふるくさ~いのを目撃したことがあります。それになにより、私も持ってます。これを書くために数年ぶりにしまってあったのを引っ張り出してきました。
 この辞書はコンパクトサイズで単語数は少ないのですが、放送で桑島さんはそのことをエスペラントそのものの語彙が少ないことと勘違いをされているようです。
 実際のところ、エスペラントの単語数は、派生語を含めると英語より多いかもしれません。

[※「エスペラント小辞典」発行所:株式会社大学書林 編者:三宅史平 本体3800円
今思うとすんげ~高いですね(汗)。初版が1965年(管理人すら生まれてない!)で、手元にあるのは1991年発行です(第40版)。
当然ながらCDやらインターネットみたいな単語は載ってません。]

桑島▼
え~そのなかで、え~、レアリーギ、という言葉はですね、
「実現する」とか、「かなう」とかそういう意味合いの、意味合いの[いみあいの]・・意味あいの・・みあいの]
何もんだ・・ははは・・意味合いの、言葉なんですけれども。
あの~、まあ、キャラクターソングベストということで、
キャラクターたちとの出会いっていうの、テーマにしたくて、
あの、出会うというキーワードどうだろう、と思ったら
「出会う」という言葉は、レンコンティ[renkonti]というらしいのですが、
ちょっといまいちレンコンみたいで、あまり語呂がよくないということになりまして、
なんかね、あの・・・池田さんたちと話してて、
「桑島が、泥の中からレンコンをすくい上げるミュージッククリップとかね、」
「あの、作るんだったら、いいよね」っていう・・・・。笑い話で終わってしまいまして。

見たかったな~レンコン畑でたわむれる桑島さん(爆)
エスペラントの発音は日本語に近いだけに、ちょっと発音するのに躊躇する単語が多いんです。
ありがとうなんてちょっといいにくいです。はい。

桑島▼
え~・・・あ、それよりは、まあかっこいいぞ、ということで、
まあ、夢がかなう。夢を実現する、というのでレアリーギレーヴォン[realigi revon]とか、レーヴォンレアリーギ[revon realigi]っていうらしいんですけれども。
まあ、ひとことで、まあ、かなう、実現するということで、
え~、レアリーギというタイトル・・?にしました。

realigiは、「現実」のreal-と、接尾辞で使役の他動詞-ig-、そして動詞語尾の-iから出来ています。
realは英語と同じですね。
 そして、似た単語にrealiĝi[レアリーヂ]っちゅうのがあります。
[ĝはgの上に字上符「」がついたものです。文字化けしている方へ念のため]
 こちらも「実現する」という意味ですが、-iĝiは動作の自動詞で受身な印象を受けます。
前者(realigi)の方が実現させるという意思が感じられるわけです。
 realigi revonは、夢を実現させる、という意味ですが、エスペラントは語順を変えても大まかな意味は変わらないのでrevon realigiでもOKです。
revoは「夢」を意味する名詞です。名詞語尾はすべて-oであらわされます(固有名詞以外は例外なし)
また、-nは対格(所有格)で「~を」の意味です。
したがってrealigi revonで「夢を実現させる」という意味になります。
桑島さんが「レーヴォンレアリーギ」というときちょっと噛んでますね(笑)。
 ところで、「(私は)自分の夢を実現させたい!」という言葉はMi volas realigi mian revon!とか言うんじゃないでしょうか。
(非常にあやふやなんで、よそでは使わないでくださいね。正しい表現をご存知の方はメール掲示板でアドバイスください)

桑島▼
まあ、私自身が、まあ、声優になりたかったので、
こういうキャラクターと出会ってですね、
ま・・・あの、いろんな曲歌ったり、役を演じたりということで夢がかなう、
ということはそういう部分でのね、あの、意味合いも、込めて、おりますっ。
え~、ということで、全部で11曲収録されるんですけれども。
今日はこんなにばらしてしまっていいんでしょうか?・・・・(以下続く)

余談ですが、1stアルバムタイトルの「Flores」はエスペラントではFlorojと書きます。
もうちょっとエスペラントについて詳しく知りたい方は
日本エスペラント学会のホームページにアクセスするのがよろしいかと。